ファクタリングの利用を検討している事業主の方は、とにかく早く現金化したいと考えている方も多いことでしょう。確かにファクタリングは銀行融資などと異なり、審査もそれほど厳しくなく入金も早い点で人気がある資金調達方法だということができます。ただし、利用をスムーズにおこなうためには、事前準備をしっかりしておくことが肝心です。例えば、仮審査で聞かれる項目や、提出する書類などはきちんと用意しておくようにしましょう。
一般的に、提出書類には「決算書の複写」「登記簿謄本」「印鑑証明」「売掛債権に関するもの」「身分証明」などがあります。これらのうち、登記簿謄本・印鑑証明は法務局に行って取り寄せておく必要があるものです。決算書は直近の3期分を用意しておくのが望ましく、もし決算日から半年以上経っている場合は「試算表」が必要になることもありますので、その点も念頭において置きましょう。売掛債権に関する書類は、売掛先企業と取引があることを証明するためにも必要です。
業務委託契約書、納品書や請求書などもこれらにあたります。ただし、ファクタリング会社により提出書類はやや異なることもありますので、事前に連絡をこまめにとって、不備がないように進めていくことが肝心です。同時に、何か聞かれたときは正確に回答できるよう、内容について頭にいれておくことも大切になります。漏れがあれば審査がスムーズにいかなくなり、結果的に入金まで時間がかかるということになってしまいますので、注意しましょう。
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