子供の頃、日本人全員から一円ずつもらえば、一億円手に入るということを考えた人は少なくないでしょう。最近話題になっているクラウドファンディングの考え方も似たようなものです。物作りをしている人が現在、困っているのは、会社が物を作らせてくれないということです。不況なので売れるかどうかわからず、そういった不確定要素の強いプロジェクトに対してはお金を出すことは出来ないと言われてしまうのです。
そこで、会社からお金が出ないのであれば、物を作ったら買ってくれそうな人たちに呼びかけて、制作費を集めようということで利用されるのがクラウドファンディングです。どのような流れでお金を集めるのかというと、まず、クラウドファンディングサービスを行っているサイトに、どういうプロジェクトで、どれぐらいのお金を集めたいのかということを投稿します。そして、出資してくれる人に対しては、いくら出してくれたらこういった特典をつけると呼びかけるのです。たとえば、映画を作りたいので出資してほしいという呼びかけてであれば、一万円出資してくれた人は試写会に招待する、三万円だったら撮影現場に招待する、五万円だったら映画に出演する権利を与えるといった風な特典をつけるのです。
クラウドファンディングのメリットは、クリエイターが身銭を切らずに物を作れること、そのため、物を作る機会を逸する可能性が低くなるということです。出資側からすれば、お金を出すことでレアなアイテムをもらえたり、あるいは好きなクリエイターの役に立てるという満足感が得られるといったことが挙げられます。ファクタリングのことならこちら