会社運営に必要な資金繰り

会社を運営するにあたって最も大事なことは資金繰りです。社長以下会社の幹部は、このことを十分に頭に入れておかねばなりません。資金ショートを発生させてしまうと会社にとって不具合がいろいろと起こります。その一つに、取引先からの信用がなくなってしまうということがあります。

支払期日になっても買った品物に対してのお金が払えないとなれば、以後の取引の停止を言い渡されることもあります。また、社員の給与の支払日に給与払えないといった事態も絶対にしてはいけないことです。社員は毎月の給料日をあてにしてローンを組んだり個々の生活を組み立てていますので、肝心の給与が予定日に支払われないといった事態になればその会社を辞めて他の会社への転職を考えます。従って経営にかかわる人間は会社の財政状況を常にチェックし、自社の資金繰りの状況を把握しておかねばならないのです。

業績が上がらない期間は資金繰りの厳しい月もあるでしょうから、そういった場合は取引銀行に一時的な融資を頼むといった手段も考えないといけないのです。銀行からはその融資の回収見込み時期等を聞かれるでしょうから、先の利益見込み等も綿密に試算しておかねばなりません。会社にとって従業員を不安にするということは絶対にしてはいけないことなのです。企業は人なりと言いますが、不安を感じて多くの優秀な社員が辞めてしまってはたちまち会社は成り立たなくなってしまうということを、経営陣は肝に銘じておかねばなりません。

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