クラウドファンディングなら資金調達をしやすいというメリットがあります。資金調達の手段としては株式の発行や借り入れなどがありますが、信用力のない個人事業主などにとっては、これは非常に難しいことです。それでもクラウドファンディングなら資金調達ができる可能性が高いと言えるでしょう。多くの出資者から少しずつの金額を出資してもらうことができますから、信用力の低い人であっても集めやすいと考えられます。
しかし、資金調達をするデメリットもあります。銀行からお金を借りようと思って申し込みを行い、そして失敗した場合にはどうするでしょうか。別の銀行をあたってみると言ったことが可能です。しかし、クラウドファンディングの場合には、それが簡単にはできません。
というのも、資金調達をしていることを公開しているからです。大抵の場合にはインターネット上で資金調達を行うことになりますから、多くの人がそれを知ってしまうことになります。理由はいろいろあるでしょうが、資金調達に失敗した場合、そのことも多くの人に知られてしまうわけです。そうなった場合に、資金を集めるのが難しいと考えるのは自然なことだと言えるでしょう。
ですから、一度失敗すると次に資金調達をするのはかなり難しいと考えられます。クラウドファンディングは便利な資金調達の方法で、成功すればメリットは大きいですが、失敗するデメリットがありますし、それによってデメリットは更に大きくなります。